地蔵菩薩
お地蔵さまの愛称で広く親しまれている仏に地蔵菩薩(じぞうぼさつ)がある。
サンスクリット語では「クシティガルバ」、クシティは「大地」を、ガルバは「胎内・母胎」などを意味する。
それは、広大無辺に広がる大きな大地がまるで「蔵」のように、すべての「命」を、ものを宿し育むさまをあらわす。
釈迦没後、次の弥勒仏が出現するまでの無仏の期間、六道で苦しむ私達を救い導いてくださる。
我が国では平安時代から広く信仰されるようになったという。
左手に宝珠,右手に錫杖(しやくじよう)を持ち、剃髪した僧形の姿。
「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」(地蔵菩薩 真言) この真言を唱え奉る善男善女には多大な功徳があると聞く。
善果日増(善い行いの果報が日々増していく)
先亡離苦(先祖が苦しみから解放される)
業道永除(地獄などの三悪道に生まれ堕ちる業道が永く除かれる)
饒慈愍心(慈悲の心に溢れ安らぎをえる)
畢竟成佛(必ず仏になれる)
合掌
皆さん、おはようございます。
ちょうど、今のお盆の時期の後には地蔵盆が全国各地のいろいろな場所で執り行われますね。
子守地蔵・子育地蔵等、幼くして死んで賽(さい)の河原で苦しむ子供達を救済してくるお地蔵様に供物や灯明等を供養します。
地蔵菩薩は、人びとの苦しみや悲しみを大地のようにやさしく大きく包み込んでくださる。
『地蔵菩薩本願経』には、地蔵菩薩の功徳がたくさん説かれております。
是非、皆様方もお近くのお寺さんや道端などでお地蔵様を見つけられたらそっと手を合わせてみられては。
当方の法話会では、こうしたお話もいろいろと。 ご興味のある方は是非来月の瞑想会・法話会へお気軽にお越しいただければです。 それでは、本日も暑さに負けず共にさらなる仏道精進。
光啓 九拝
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