一歩
日々いろいろな出来事が起こる。
どんなに酷い目に遭っても、どんなに苦しい事があっても時間が経てば・・・
いつか、「昔はいろいろあったな」、 そう穏やかに振り返ることができる、そんな日がやってくるのかもしれない。
その時には、全然意味がわからなかったことも後になって「なるほど」、そううなづける時がやってくるのかもしれない。
だからこそ、現状の苦しみだけを、目の前の苦しみだけをみて、焦ったり、諦めたり、後悔したり、自分をダメな人間だと決めつけないことが何よりも大切なように思う。
もう三年ほど前になるが、母の追福菩提を祈るために歩き遍路へとでかけてきた。
1200キロ、約一ヶ月間をかけて歩いてきた。
季節は夏真っ盛り、連日30度を超す猛暑。
その年は台風の当たり年でもあった。
修行の地とされる高知では何度も何度も殴られ、叩きのめされるような厳しい試練も。
途中、何度も何度も足が止まり、何度も何度もやめてしまおうかと…
本当にいろいろな事があった。
それでも八十八カ所を無事にお参りすることができ、最後は高野山まで無魔成満、無事にお参りする事もできた。
その時にはわからないことでも、後になって意味がわかることもある。
雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、春夏秋冬、季節は巡り巡り、穏やかな春がまた必ずやってくる。
風雪に耐えた花々がまた美しく堂々と咲き誇る。
道は続く、これからもずっとずっと。
どの道を選ぶのかは、他ならぬ自分自身である。
「今日」という日を、「今」というこの瞬間を、
「信」をもって希望の明日に向けて一歩、
また一歩と、大きく踏み出してみたい。
合掌
(追記)
おはようございます。
一昨日は東京での瞑想会がございました。
三連休の初日、貴重な休日を返上し瞑想会へとご参加頂けましたこと、心から深く深く感謝申し上げます。
一期一会、皆様方とのこうした素晴らしいご縁を大切に、これからも共に善行を、功徳を積み重ねてまいりたいです。
是非、また来月にお会いできますこと今からワクワク楽しみにしております。
今回お越しになれなかった皆様方におかれましても、次回は素晴らしいご縁を頂戴できますこと楽しみにしております。
それでは、本日も素敵な一日となりますことをご祈念いたしております。
最後になりましたが、今回も東京の瞑想会を陰で支えてくださった皆様方へもこの場をお借りして厚く深く御礼申し上げます。
光啓 九拝
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