2017.09.04 03:45神仏が宿る道早いもので、先々週の四国の歩き遍路から十日近くが経った。ふと、三年前にも同じく歩き遍路で四国を一巡したことを思い出す。その時も、食べること、飲むこと、寝ること・・・ どれひとつをとってみても、いろいろなことに不自由を感じ、難儀した。三年前の歩き遍路では、第23番札所「薬王寺」から室戸岬を目指した時、夕方近くまでその日の宿がなかなか決まらず大変焦ったことがあった。そんな折りにお世話になった...
2017.08.20 23:00旅遠い昔、ひとりの沙門が道を求めて旅に出た。人生とは、何か。なぜ人は生まれ、そして、死にゆくのか。なぜ、こうも苦しいことや悲しいことがこの世にはたくさんあるのだろうか。仏とは何か。一体どこにいるのだろうか。金剛杖に菅笠をかぶり、真っ白い出で立ちで旅に出る。菅笠に書かれた「同行二人」の文字を心の金剛杖にして。遥か遥か遠くの彼方を目指しながら、旅が、今まさに始まろうとしている。合掌皆さん、おはようござい...
2017.08.19 21:462017年歩き遍路(スケジュール)今回の歩き遍路(区切り打ち)の日程です。高知市内(第31番札所 竹林寺)から足摺岬(第38番札所 金剛福寺)までの約200キロを5日間で巡拝してまいります。---------------------------------------(歩き遍路行程表)● 8月21日(月) 前日入り 大阪市内から高速バスにて移動 ↓ 約300キロ 高知市内へビジネスホテルにて一泊● 8月22日(火) 一日の...
2017.08.17 23:05不動なる心人生にはいろいろな出来事が突然に起こる。分かっていても心は激しく動揺してしまう。まるで水面に浮かぶ木の葉のように、風が吹けば流され、雨が降れば今にも沈んでしまいそうになる。ゆらゆらと、ゆらゆらと。一体どこに流されてしまうのか。いったいどうなってしまうのだろうか。不動明王はサンスクリット語で「アチャラナータ」という。 「アチャラ」は動かない、「ナータ」は守護者、守護尊(イダム)をあらわす言葉。この不...
2017.08.12 03:47歩き遍路(2017年8月)皆さん、こんにちは。私事ですが、今月末に歩き遍路へと出かけてまいります。今回は第31番札所竹林寺から第38番札所 金剛福寺まで。約200キロを五日間で巡拝してくる予定です。詳しい日程等が決まればまた追ってご案内いたします。その間のご返信等が遅くなりますので、取り急ぎご連絡まで。合掌
2017.03.19 22:15一歩日々いろいろな出来事が起こる。 どんなに酷い目に遭っても、どんなに苦しい事があっても時間が経てば・・・ いつか、「昔はいろいろあったな」、 そう穏やかに振り返ることができる、そんな日がやってくるのかもしれない。 その時には、全然意味がわからなかったことも後になって「なるほど」、そううなづける時がやってくるのかもしれない。 だからこそ、現状の苦しみだけを...
2017.02.22 20:15諸行無常人生とは、春夏秋冬、まさに「四季」である。昔、何かの本で読んだことがある。心に残った言葉。凍てつく真冬の厳しさ、穏やかな春の日差し、燦々とふりそそぐ太陽の光、秋の夕暮れのようにどこか物悲しさを感じることもある。艱難辛苦、いろいろな困難に苦しめられ、かといって、苦しいことばかりでもないように思う。『諸行無常』 (しょぎょうむじょう)、時は流れ、人は老い、万物は常に移り変わる。すべては刻一...
2017.02.14 21:55不屈の精神人生には、試練のごとく悲しみや苦しみが襲ってくることもある。もうダメだ。諦めの心が目の前を真っ暗に閉ざしてしまう。筆舌に尽くしがたいほどの絶望感だけが心を覆いつくす。心の中で、頭の中で、何度も何度も繰り返される否定的な言葉。覆い被さるように次から次に…逃げ出したい、逃れたい… 折れそうな心。でも、そんな時だからこそ、何かひとつのことに全身全霊で、「不屈の精神」で打ち込んでみたい。奇跡は起こる、必ず...
2017.02.12 20:55いい日旅立ち日々、誰でもふと不安になることがあります。 心がざわつき、何も手につかない・・・ そんな時、あれこれ悩んでいるのなら思い切って旅に出るのもいい。「同行二人」、弘法大師と共に、お遍路へと出かけてみませんか。四国遍路とは、今から約1,200年前、弘法大師が人々の様々な苦しみや災難を除くために開いたとされる霊場です。八十八カ所の寺院をひとつずつ巡拝していきます。その総行程は、約1,2...