チョルテン(仏塔)
チベットでは、仏塔のことをチョルテンといいます。
仏教の開祖釈迦牟尼世尊(お釈迦様)の遺灰等を安置した仏教的な建築物です。
※ チベットラサにて撮影
我国では五重塔や五輪塔、あるいは卒塔婆などがこれにあたります。 そもそもこの仏塔は、お釈迦様のご遺体を荼毘(火葬)に付した後、その遺灰を八つにわけ八大仏塔を建立したのがはじまりとされています。
その後、世界中にたくさんの仏塔が建立されました。 お釈迦様の教えは、まるでお医者さんが患者さんの病を治す薬を与えるが如く、人々の苦しみや悲しみの元凶となる煩悩それぞれに合わせた最も適した様々な方便によって説かれます。よって、お釈迦様の教え(真理)は「八万四千の法門」とも呼ばれております。
現在でも、私達は感謝の気持ちを込めてこうした仏の教えの象徴でもある仏塔を大切にします。
特に、チベット仏教では「仏像・仏典・仏塔」を仏の身・口(言葉)・意(心)として「水」・「飲食」・「香」・「花」・「灯明」等をお供えします。 忙しい日常にあっても、こうした感謝の心おろそかにしたくないものですね。
合掌
0コメント