『雨ニモマケズ』

雨にもまけず 風にもまけず 雪にも夏の暑さにもまけぬ 丈夫なからだをもち 欲はなく 決して怒らず いつもしずかにわらっている 


 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜をたべ あらゆることを じぶんをかんじょうに入れずに よくみききしわかり そしてわすれず  


野原の松の林の蔭の 小さな萓ぶきの小屋にいて 東に病気の子供あれば 行って看病してやり 西につかれた母あれば 行ってその稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい 北にけんかやそしょうがあれば つまらないからやめろといい 


日照りのときは涙を流し 寒さの夏はオロオロあるき みんなにデクノボーとよばれ ほめられもせず くにもされず そういうものに わたしはなりたい 


南無無辺行菩薩

 

南無上行菩薩 


南無多宝如来

 

南無妙法蓮華経

 

南無釈迦牟尼仏

 

南無浄行菩薩 


南無安立行菩薩 


合掌 

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皆さん、おはようございます。 


宮沢賢治の『雨ニモマケズ』(全文)です。 


学生の頃に慣れ親しんだ詩ですが、最近になってまたあらためてゆっくりと読み返すことがありました。 人生には、いろいろな出来事が起こります。 楽しいことや嬉しいこと、心弾むワクワクする事、 しかし、艱難辛苦、苦しいことや悲しいこと、険しき山道を登るが如く辛く厳しい出来事も少なくありません。  


他人を羨ましく思ったり、妬ましく思ったり、また妬みや嫉妬により足を引っ張られたり、邪魔されたりと。 


いつの間にか自分自身を見失ってしまい・・・誰の事も信じられなくなる。 『雨ニモマケズ』、またあらためていろいろと考えるいい機会をいただきました。  


次回、9月の法話会のテーマにこの詩を参加者の方々と… 


※ 写真は、先日の護摩行の合間に禊を兼ねて滝行をおこなったものです。 大自然の懐にいだかれて、本来の自分自身に。 一切の迷いも、微塵の曇りもなく。 


それでは、今週末は大阪で瞑想会です。 


 深山幽谷の野山を駆け巡る一陣の風となりて。 


 光啓 九拝

Mt. Koya-san Shingon Buddhism priest

高野山真言宗僧侶 天宮光啓のホームページです。