得度・授戒

得度とは、僧侶になるための最初の儀式です。 仏に帰依し此岸(この世)から彼岸(あの世)へ渡る(度する)ための許可をもらう(得る)ことをいいます。  

また、仏の教えに出会って彼岸(悟りの世界)に至るという仏道修行者としての固い意志を意味します。父母をはじめ、周りの方々(国王の恩、衆生の恩、三宝の恩) 、この四恩に対するに感謝の気持ちを再確認し、さらには仏の子として一切の衆生を救済する誓いを立てます。  


四恩:人がこの世で受ける4種の恩

 (1) 『心地観経』(しんじかんぎょう)の説 (父母の恩,国王の恩,衆生の恩,三宝の恩) 

 (2) 『釈氏要覧』(しゃくしようらん)の説 (国王の恩,父母の恩,師友の恩,施主の恩) 

『ブリタニカ国際大百科事典』※ 本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


得度式では、髪の毛を剃る「剃髪(ていはつ)」の儀が執り行われ、仏弟子としての名前(法名)と袈裟を授かります。そして、戒律を授かることで、修行者としての新しい人生がスタートします。僧侶とは人々に大切な「法」(ダルマ)を説き、「教え」を示し、菩提心を発(おこ)し導く「師」(先生)であることを決して忘れてはなりません。  

一方、授戒とは、仏教の戒律を受持(じゅじ)(仏の教えを心に刻んで忘れないこと)すること、戒を受ける儀式のことをいいます。受戒ではまず沐浴(もくよく)をして心を清め身を浄め、清潔な浄衣を身に着け、これまでの悪を至心(この上ない誠の心)に懺悔(ざんげ)し、身も心も清浄にします。  

戒師の面前、戒壇にて仏法僧の三宝(さんぼう)に帰依(きえ)し、しかるのち受戒となります。  

なお、同儀の前行として得度・授戒までに十善戒の偈や真言・般若心経をお唱えいたします。その間は、三厭(さんえん)、すなわち「獣・魚・鳥」や、五葷(ごくん)ネギ、ラッキョウ、ニンニク、たまねぎ、ニラ等は一切口にいたしません。

私自身、ちょうど10年前に高野山金剛峯寺にて有り難い仏縁を頂戴しました。

『初心忘るべからず』、『初志貫徹』、

今もあの時の気持ちを決して忘れることなく、これからもさらに精進、勇往邁進していきたいです。

それでは、本日も実り多き一日となりますことをご祈念いたしております。

合掌

Buddhism ascetic priest

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